中間決算の9月や、期末決算の3月末には、様々なお店で「決算セール」を開催しているのを目にしますよね。
この「決算セール」は主に、①集客、②在庫処分という2つの目的があります。
ではなぜ、多くのお店が在庫処分を決算前に行うのでしょうか?
今回は、在庫処分を決算前に行うメリットについてお話します。
在庫処分は節税になる
決算前に、在庫処分を行う最も大きなメリットとして挙げられるのは、
「在庫処分が節税になるから」というものです。
企業の利益大きくなるほど、かかる税金も大きくなります。
この税金のかかる利益とは、以下の式によって計算されます。
「売上総利益 = 売上高 - 売上原価」
式の中の原価というのは、
「売上原価=期首在庫+当期仕入高―期末在庫」
の計算結果です。
この式中の「期末在庫」が大きくなると、「売上原価」が小さくなり、売上高が変わらなくても、売上総利益が大きくなってしまいます。
つまり、在庫は試算上、利益として計算に含まれており、利益が大きくなるほど税金が多くかかるため、在庫を減らせば税金も減り、節税になるということです。
その在庫が、来期に売れる商品であれば、在庫として置いておいても大きな問題はありません。しかし、流行に左右されやすい衣服、カレンダーなどの一時期にしか売れないもの、食品などの長期保存が難しいものの場合、決算前に在庫処分を行うことが望ましいといえるでしょう。
在庫が利益として計算されているのは、在庫は、資金が商品に形を変えたものであり、売れれば利益になると考えられるからです。しかし、売れないというリスクを持つ在庫はどうでしょうか。今後利益を生まない可能性があるにもかかわらず、税の計算においては、「利益」として計算されるのです。
このような場合は、原価を下回ってでも現金化することが賢明ではないでしょうか。
在庫処分の方法は?
在庫処分でよくみられる方法は、冒頭でも触れた「決算処分セール」ですよね。しかし、それでも売れ残る商品はあります。
セールで安売りする他には、買い取り業者に依頼するという方法があります。大量の在庫処分の場合でも、買い取り業者ならば一度に依頼することができます。
決算前になって、在庫の処分で焦ってしまう経営者の方はたくさんいらっしゃいます。計画的に在庫処分をして、効率的に経営をしましょう。まずはお早めに無料見積もりをすることをおすすめします。
まとめ
今回は、決算前に在庫処分をするメリットについてお話ししました。
良い機会にもなりますので、一度在庫について見直してみてください。白石商事では、様々なジャンルの買い取りに対応していますので、お気軽にご相談下さいね。
また当社では、閉店商品・倒産商品の買取を強化しています。
どのような商品が買取可能なのか「閉店倒産商品」ページをご確認ください。