「大量の商品を生産したが、それらに欠陥が見つかった。」「商品や販売に不備があり、大量の商品が返品されてしまった。」「転売目的で仕入れたものが思うように売れずに在庫が滞留してしまった。」「販路でのトラブルに巻き込まれてしまった。」
などの理由で、在庫を滞留させてしまっている企業様や個人事業主様も少なくありません。
商品の欠陥や販売時のミスなどにより在庫が滞留してしまうことは、半ば仕方のないことなのです。このような事態を完全に無くすことはできなくとも、少なくする工夫や努力が必要になってきます。
では、そもそもなぜ滞留在庫をつくってしまうことはいけないのでしょうか。「滞留在庫が良くないことはわかるけれど、なぜと聞かれた答えられない」という方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、滞留在庫を溜めのいくつかにデメリットの中から、「コスト面」のデメリットに注目してお話しします。
管理費用
・倉庫代在庫が多くなればなるほど広いスペースが必要になります。また既存の在庫に空きがない場合は、新しい在庫を設けることでコストがかさむでしょう。倉庫代として、商品によっては冷凍や冷蔵保管が必要なものもあります。
その場合、温度管理するための設備や倉庫の電灯や、品質管理に使う方法として別で必要な光熱費が必要です。また、倉庫を複数持つと必ず商品の倉庫間の移動が発生します。ここで商品を移動させるのに必要な経費があります。
・人件費倉庫の商品を小分けしたり、運んだりと倉庫を管理するのに、人材は不可欠です。こういった人件費も決して少ないコストではありません。
支払い利息
仮に会社が1%で1億円の借り入れをしていて、同時に滞留在庫が1億円あったとします。会社としては100万円の支払い利息を払わなければなりません。
しかし、もし会社が滞留している在庫をそもそも買っていなければその支払い利息は支払う必要がなかったかもしれません。この例でいうと、滞留在庫を買わなければ会社は1億円残っている訳ですから借り入れをせずに済んだかもしれません。
以上、滞留在庫を溜めるコストの面のデメリットとして管理費用と支払い利息の二つをご説明しました。管理するのにかかるコストである倉庫代そして人件費も少なくありません。
また、支払い利息の観点からも滞留在庫を溜めてしまうことは会社にとって大きなデメリットとなるでしょう。上述したことを参考に、滞留在庫の処分を検討してみてはいかがでしょうか?
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