棚卸は責任が重く労働としてもかなり大変です。
数多の技術が日進月歩である現代では、棚卸も効率的な方法が模索され、検討、実行を繰り返しています。
そんな棚卸を実際に効率化するためにはどうすれば良いのか、簡単に解説します。
棚卸とはどうやってやるの?
棚卸とは2種類ありますが、一般的に棚卸というと実地棚卸を指すことが一般的です。
まずはそもそも実地棚卸とはどういったことをしていくのかからみていきましょう。
1.備品を数える
何がいくつあるのかを実際に一つ一つ確認し、数えていきます。
2.備品データを入力する
1で数えた備品の結果を品目、保管場所、数量など細かく入力します。
ここまでが実地棚卸であり、この先が実地棚卸と帳簿棚卸を掛け合わせて行うものになります。
3.備品単価に対して評価する
備品単価には低価法と原価法の2つがありますが、方法やメリットデメリットが異なりそれぞれに細かなルールもあるため場合によって使い分けます。
簡単に言うと、定価法は備品を取得原価と期末時価の低い方で評価する方法であり、正しい評価ができる代わりに会計作業が複雑になるといったデメリットがあります。
一方で、原価法は備品を取得原価のまま評価する方法で単純作業のため楽に済ませられる一方、評価損を見逃しやすく現実に即さない評価になりやすいといったデメリットがあります。
棚卸を実際に効率化するための方法
1.目印をつけていく
棚卸作業で時間がかかってしまう理由のひとつとして棚卸すべき品物を探すことに時間がかかるケースがあります。
棚卸は通常、自分に割り当てられたエリアをざっと見て回る一次作業と一次作業でやり損ねた漏れを回収する二次作業があります。
なんとなくイメージが湧くと思いますが、時間がかかるのはこの二次作業です。
作業中、既に確認した品物にシールなどで目印をつけることで実地棚卸の効率化に役立つでしょう。
3.棚卸リストに画像をつける
棚卸リストに載っている情報が管理番号や品物といった文字列しかない場合、ひとつずつ管理ラベルを確認する必要があり、作業に追加の一手間が必要になります。
そこで棚卸リストに画像をつけることで、確認の一手間を省き、品物をリストから探し出すための作業を、見つけたものを手元のリストともう一度見比べる程度だけに短縮できます。
まとめ
帳簿棚卸は一気に行うものではなく日々の業務の一環であり通常業務を圧迫するものではないため、棚卸といわれると実地棚卸を連想する方が多いことでしょう。
棚卸を効率化といっても実地棚卸を効率化することが多いですから、特別なその1日に作業効率が上がるようさまざまな工夫がされています。
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