製品の加工や販売するために、必要な商品を仕入れて在庫の確保をする企業も多いでしょう。
適正な在庫を保有しておくことで、品切れ防止や大量購入による単価コストの削減といったメリットが得られます。
今回は棚卸の際に在庫が多い問題点と在庫が多い原因について解説します。
棚卸の際に在庫が多い問題とは
1つ目は収益悪化です。
売れなくなった製品は、在庫として値下げして販売するか、廃棄することになります。
売上や利益が得られないばかりか、投入した資金の元本も回収できず、損失が発生し、収益の悪化を招きます。
2つ目は商品の価値の低下です。
長期に渡り在庫を保管することで商品が劣化したり、賞味期限切れを起こしたりして商品価値はなくなります。
服飾や雑貨などに関してはトレンドがあり、売る時機を逃してしまうと商品価値が下がり、陳腐化します。
3つ目は管理費用の発生です。
在庫を抱え続けると、保管場所の費用や光熱費、管理するための人件費がかかります。
そのため、販売できない在庫を抱え続けることは、企業に悪影響を与えます。
4つ目は無駄な作業の発生です。
モノには必ず運搬が伴い、処分予定の在庫の運搬は付加価値のない無駄な作業です。
必要以上の在庫を抱えると、無駄な運搬や付帯作業が増加します。
棚卸の際の在庫が多い原因とは
1つ目は検品ミスです。
本来通りにピッキングされず、出荷商品や出荷数を間違えてしまったパターンです。
入荷の場合、入荷商品を確認せずに検品ミスを起こしたまま入庫すると、帳簿在庫と実在庫が一致しないまま出庫や加工が始まり、在庫の数が狂ってしまいます。
2つ目は発注ミスです。
在庫数がわからないと在庫をいつ発注すべきか把握できません。
そのため、勘で発注する事態となり在庫数が増えることが考えられます。
3つ目はみなし在庫です。
モノと伝票の動きは一致していても、伝票日付を翌月指定することがあります。
伝票の計上日に合わせて在庫処理することは、月末に在庫が一致しなくなる原因の1つです。
4つ目は管理不足によるものです。
イレギュラーな対応や現場対応で任せてしまった作業など、細かい管理が徹底されていないことが原因です。
管理ルールが不十分すぎると、数が合わなくなります。
まとめ
今回は棚卸の際に在庫が多い問題点と在庫が多い原因について解説しました。
過剰在庫を抱えた状態でも帳簿上は黒字になるケースがあります。
しかし、これでは経営状態が好調とはいえず、様々なデメリットをもたらします。
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