在庫処分する際の仕訳や必要な準備について解説します!

在庫処分する際も販売取引と同じように仕訳する必要があるので、どのように仕訳するのか気になるでしょう。
また、在庫処分の仕訳で準備しておくことはあるのでしょうか。
この記事では、在庫処分する際の仕訳について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

在庫処分する際の仕訳について!

在庫処分を行った場合の仕訳を2つのパターンに分けて解説します。

まずは、セールで値引き販売した場合・在庫の買取を依頼した場合です。
この2つのケースの場合は、通常の販売取引と同じ仕訳になり、借方が現金・預金の金額、貸方が売上高の金額です。
さらに、借方には仕入額、貸方には棚卸資産の金額を記帳する必要があります。

次に、在庫を廃棄処分した場合です。
廃棄処分した場合は、借方が棚卸資産の金額、貸方が棚卸資産の金額として計上するため、仕訳自体はシンプルです。
ただし、廃棄処分したと証明するために証明書を用意する必要があるので、忘れないようにしましょう。
また、法人における処理の場合は、棚卸廃棄損の勘定科目は、特別損失の項目に含めます。

廃棄損を計上するためにはどうすれば良い?

前項でも触れた在庫の廃棄処分についてですが、利益操作の余地があることから税務調査でかなりの確率で確認されます。
確認された際に法に則って廃棄処分したことを証明するために、準備しておくべきことがあります。
それは「廃棄した理由」「事業年度内に廃棄したことの証明」です。

「廃棄した理由」については、部品を廃棄する場合、社内ルールを整備しておくことをおすすめします。
商品を廃棄する場合は、税金対策のためにわざわざ購入したものを廃棄することは考えにくいため、大きな論点にはならないでしょう。

「事業年度内に廃棄したことの証明」については、廃棄損を計上する際の証明書類として、以下の資料を用意しておくことをおすすめします。
・廃棄した棚卸資産のリスト(商品名・購入時期・購入金額を一覧にしたもの)
・廃棄直前の写真
・廃棄業者への引き渡し時の写真
・廃棄業者の請求書等

このように廃棄処分する場合は、たくさん準備することがあるため、在庫処分したい場合は買取を検討すると良いでしょう。
当社では、在庫商品の買取を行っているので、在庫処分したい方はお気軽にご連絡ください。

まとめ

在庫処分の仕訳は2つのパターンに分けられますが、在庫を廃棄処分する際は注意が必要です。
廃棄損として計上できますが、利益操作の余地があることから税務調査でかなりの確率で確認されるので、「廃棄した理由」と「事業年度内に廃棄したことの証明」を準備しましょう。

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