在庫数と帳簿が合わずに、慌てふためいた経験はありませんか。
この2つの数字に差異が生じるとさまざまな弊害が出て、経営に支障をきたすことも考えられます。
そこで今回は在庫数が帳簿の数と合わないとどうなるのか、在庫数が帳簿の数に差異をなくすにはどうすれば良いのかについて解説します。
ぜひお役立てください。
在庫数が帳簿の数と合わないどうなる?
在庫数が帳簿の数と合わないとさまざまな弊害が出てきますが、ここでは3つの影響をお伝えします。
まずは、キャッシュフローの悪化です。
在庫数が合わないと発注数の増減で在庫の帳尻を合わせようとする方が多く、追加で発注した結果、過剰在庫になってしまうケースがあります。
在庫は利益を生まず、キャッシュフローを悪化させるだけでなく、不良在庫になる可能性もあります。
そのため、在庫数が合わない場合はさまざまなコストが発生し、資金繰りが悪化することで経営に支障をきたすのです。
次に、顧客満足度の低下です。
顧客に商品や製品を購入された場合に、在庫数が合わないと提供がスムーズに行えず、顧客満足度が低下してしまう恐れがあります。
在庫数を確認しようにも帳簿の数字が当てにならないので、担当者に問い合わせるか、自分で在庫を確認するしかありません。
こうなると顧客への対応が遅れてしまい、最悪の場合は出荷するタイミングで在庫が足りていないことに気づくケースも考えられます。
その場合、納期が遅れて顧客からの信用を失ってしまうでしょう。
在庫数と帳簿の数の差異をなくすためにはどうすれば良い?
ここからは、在庫数と帳簿の数の差異をなくすためのポイントを解説します。
1つ目は、検品を行うことです。
納品された場合にその中身を確認せずに、段ボールのまま保管しているケースがありますが、仕入先による数量間違い・誤品によって差異が生じる可能性があるので、必ず検品を行いましょう。
2つ目は、情物一致を心がけることです。
日々の在庫狂いを防ぎ、在庫数と帳簿の数を合わせるために効果的な方法が、情物一致です。
これは「情報」と「実際の物の数や状態」を一致させることを意味しており、これを行うために以下の2点を意識しましょう。
・後回しにせず、入庫処理をしたらすぐに在庫は保管場所へ格納する
・面倒くさがらずに処理は必ずその場で行う
まとめ
在庫数と帳簿の数字が合わないと、キャッシュフローが悪化したり、顧客満足度が低下したりと、さまざまな問題が発生します。
このような事態を防ぐためにも、検品を徹底して行い、情物一致を心がけるようにしましょう。
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