皆さまの店舗では、どのくらいの頻度で棚卸しをしているでしょうか。
月に一度、または週に一度しているところもあるでしょう。
通常業務とは別に棚卸しする必要があり大変ですが、棚卸しすることは大切です。
この記事では、その棚卸しが必要な理由や、原価率を計算する方法をご紹介します。
棚卸しが必要な理由とは?
棚卸しする理由として挙げられるのは、以下の2つです。
在庫ロスを減らすため
売れない在庫を把握したり、在庫のロスを減らしたりするために、棚卸しが必要です。
棚卸しすると、仕入時に想定していた在庫量より多かったり少なかったりします。
想定通りにはなかなか売れないため、在庫ロスや在庫切れが起きてしまいます。
次回の仕入量を調整するために、棚卸しすることは大切です。
また、飲食店の場合、賞味期限の短いものがあるでしょう。
期限間近のものは売れないため、在庫ロスが多くなってしまいます。
その場合には、より在庫管理の精緻さが求められるでしょう。
原価率を計算するため
売上総利益や原価率を知るために、棚卸しが必要です。
これらの値をおおよそ把握していても、棚卸ししなければ正確なことは分かりません。
正確な利益や費用を知ることは、店舗運営について考えるために必要です。
ここで、売上総利益は、売上高-(期首棚卸高+当月仕入高-期末棚卸高)を計算することで求められます。
原価率については、次の項で見ていきましょう。
在庫を把握して原価率を計算!
原価率は、売上原価÷売上高×100で求められます。
原価率を知ることで、その店舗の原価率は高すぎないか、高すぎる場合はどのような施策を打つと良いかを検討できます。
店舗の収益性や効率性を把握するために、原価率の計算方法を改めて確認しておきましょう。
原価率の目安は、業界によって異なります。
例えば、飲食店であれば原価率は30%程度が望ましいと言われています。
目安を超えると、利益が出にくい構造になってしまいます。
反対に、目安を下回ると、商品の価値やサービスの質に対して、販売価格が高すぎるとみなされる傾向があります。
まとめ
棚卸しすることで、在庫がどれだけあるかを把握できます。
そして、在庫ロスが減り、正確な原価率も知れます。
原価率は、売上原価と売上高が分かれば求められます。
皆さまの店舗の原価率はどのくらいだったでしょうか。
業界平均より高すぎないか、先月より高くなっていないかをぜひチェックしてみましょう。
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