「在庫を保管するするスペースがない」
「商品の数が多くて管理できない。」
このような悩みをお持ちの方は多いでしょう。
在庫管理の方式の1つとして在庫を委託する方法があります。
そこで今回は、委託在庫の特徴や注意点についてご紹介します。
委託在庫とは
委託在庫とは、商品の置き場所は外部で、自分の会社に所有権がある在庫をさします。
委託在庫は、預け在庫と呼ばれることもあります。
在庫の置き場所は、委託先や外部倉庫である製品を販売店に預けたり、部品を仕入先に預けたりするケースが委託在庫に該当します。
一方、在庫の置き場所は自分の会社で、所有権は取引先にある在庫を受託在庫といいます。
受託在庫は、預かり在庫と呼ばれることもあります。
置き場所と所有権を確認し、両者の違いをしっかりと理解しておきましょう。
また、委託在庫に似た言葉として預託在庫があります。
預託在庫とは、ベンダーが主体となって管理される在庫のことです。
ベンダーとは、商品を製造するための材料を供給する業者や商品そのものを納品する業者を指します。
つまり、ベンダー主導型とは、材料供給業者や納品業者が購入者に代わって在庫を管理する方式のことです。
しかし、委託在庫と預託在庫はどちらも所有権が自分の会社にある点は共通しているため、混同しないように注意しましょう。
委託在庫の注意点
個人情報の流出
外部倉庫で在庫を管理することになるため、顧客の個人情報が流出するリスクがあります。
管理体制が甘かったり、悪意のある人が在庫を管理したりすると個人情報が流出し悪用される恐れがあります。
個人情報が流出すると、信用が失われてしまうでしょう。
対策としては発送と無関係な顧客情報を共有しないことや、適切なセキュリティ対策が施されている倉庫を選ぶことなどが挙げられます。
発送時以外に顧客の情報を利用できない体制がとられている倉庫もあるため、そのような倉庫を選ぶようにしましょう。
物流ノウハウの蓄積が困難
外部に在庫管理を委託することで、物流ノウハウが蓄積されにくくなります。
在庫管理や発送に精通した人材の育成も困難になるでしょう。
そのため、外部に委託するか、内製化に踏み切るかは、事業規模に合わせて判断するとよいでしょう。
まとめ
今回は委託在庫の特徴や注意点についてご紹介しました。
委託在庫とは在庫の置き場所が外部で、自社に所有権がある在庫を指します。
また、在庫管理を外部に委託する注意点として、個人情報の流出や物流ノウハウの蓄積が困難になることなどが挙げられます。
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