皆さんは、棚卸資産を会計処理するとき、何をすれば良いかご存知ですか。
棚卸資産を会計処理をしたいが、方法が分からないという方は多いと思います。
そこで今回は、棚卸資産と会計処理の方法についてご紹介します。
棚卸資産とは
商品、半製品、製品、原材料、仕掛品等の外形を備えており、営業目的達成のため売却を予定する資産のことを指します。
また、販売活動や一般管理活動で、短期間に消費される事務用の消耗品も棚卸資産です。
本会計基準では、「売却」は仕入れた棚卸資産の販売のことを指します。
こちらは、通常の販売目的で保有している棚卸資産と位置づけされます。
その他に、活発な市場で棚卸資産を持っている人が、市場価格の変動により利益を得ることを目的とするトレーディングという意味もあります。
こちらは、トレーディング目的で持っている棚卸資産と位置づけされます。
これらは、それぞれ会計処理と開示が定められています。
一方で、売買を目的とした有価証券や市場での販売を目的としたソフトウェアは、他の会計基準で扱われているため、棚卸資産ではありません。
これらは、それぞれ金融商品に係る会計基準及び研究開発費等に係る会計基準に定められます。
しかし、棚卸資産であるが、他の会計処理により収益が下がっているときは、本会計基準の適用はないと明らかにされています。
会計処理の方法
本会計基準では、収益が下がることにより投資額の回収が見込めなくなったとき、回収が見込めるところまで帳簿価額を下げることが求められます。
また、品質低下、陳腐化評価、低価法評価による損は、発生原因が違う場合でも、収益が下がってしまうため、違いがないものとして扱われています。
処理方法は、取得価額による貸借対照表価額とされています。
正味売却価額が取得価額よりも下回っているときは、正味売却価額による貸借対照表価額とされています。
正味売却価額
売却市場において、観察可能な市場価格に基づく価額には、売価や合理的に算定された価額があります。
正味売却価額に代わるもの
営業循環過程から外れた滞留や処分見込の棚卸資産は、正味売却価額ではなく、帳簿価額を処分見込価額まで下げるといった方法があります。
また、一定の回転期間を超えるとき、帳簿価額を規則的に下げる方法により、収益を下げられます。
再調達原価
原材料のように把握しやすいことから、正味売却価額が再調達原価と一緒に動くと認められるときは、継続適用条件として、再調達原価により、収益や簿価を下げます。
まとめ
今回は、棚卸資産とその会計処理方法についてご紹介しました。
棚卸資産は種類がたくさんあり、会計処理も価額の種類によって違います。
棚卸資産を会計処理したいけど、方法が分からない方は以上の方法を参考にしてください。
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