個人事業の廃業後の在庫処分に悩んでいる方はいらっしゃいませんか。
在庫処理の選択肢として、業者に買取をしてもらうというものがあります。
今回は、業者に在庫を買取してもらうメリットについて紹介します。
業者に在庫を買取してもらうメリットとは
在庫の買取をしている業者の中には、個人事業主の方でも利用できるものがあります。
在庫を買取してもらうことは、メリットがたくさんあるので、廃業時は検討してみても良いかもしれません。
ここからは買取の大きなメリットを2点ご紹介します。
1つ目は、在庫が現金に換えられるということです。
廃業時に売れ残った在庫を破棄する場合、商品によっては専門の業者に依頼する必要があります。
その場合、処理コストがかかる場合が多く、さらなる費用がかかってしまうでしょう。
そこで、買取業者を利用することで破棄のコストを抑えるだけでなく、売却額が現金として得られたら嬉しいですよね。
2つ目は、在庫を処理する手間を省けることです。
残ってしまった在庫の処分方法として、閉店セールを行って売り切ってしまうというものもあります。
しかし、この方法では事前に準備をしたり、商品が売れるまで待つ必要があったりとかなり手間がかかってしまいます。
買取業者に依頼すれば、たいていの場合は査定用にサンプルを送るだけで良いので、大幅に手間が削減できるでしょう。
在庫処理した後の会計処理とは
廃業後の在庫に関する会計処理はどのようなものになるのでしょうか。
これは前年の確定申告時に在庫を資産として計上したかどうかにより、対応が変わります。
まず、前年度に在庫を資産として計上している場合は、在庫取得にかかった費用がまだ計算されていません。
次の確定申告の時に在庫分を廃棄として費用化する必要があります。
次に、前年は資産計上せずに費用処理していた場合は、次の確定申告では費用処理する必要はありません。
また、どちらの場合であっても、業者の買取や閉店セールにより在庫が収入に変わった場合は、次の確定申告時に売上高として計上する必要があります。
廃業届はすぐに提出する場合が多いですが、確定申告は後になって提出する場合もあるので、忘れないように注意しましょう。
まとめ
個人事業を廃業した後の在庫の処分や会計処理について解説しました。
在庫の買取は手間がかからず現金を手にできるので、廃業時の忙しいと時に重宝する在庫処理方法です。
当社では閉店商品・倒産商品の買取を強化しています。
どのような商品が買取可能なのか「閉店倒産商品」ページをご確認ください。