「夫の会社の経理を任されているけれど、不良在庫ってそもそもなんのこと?」
「不良在庫の会計処理をしなければいけないけれど、いつやるべき?」
このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか?
会計に関わってはいるけれど、処理のタイミングや方法などの専門的なことはわからないという方が多いのではないでしょうか。
今回は、不良在庫の説明と、会計処理のタイミングや方法についてお話しします。
不良在庫ってなに?
不良在庫とは、仕入れたけれど消費者の手に渡ることがなく、倉庫やバックヤードに長期間放置されている在庫品のことです。
また、これらは売れる見込みがないうえに、会計上は資産として計算されるため、会社の資産に悪影響を与え続けています。
そして、保存期間が長期になればなるほど自然に劣化するため、その在庫品がもっていた価値がどんどん下がってしまうのです。
さらに、そのような売れない在庫のための維持管理費用もかかっている場合が多いのです。
会計処理は決算前に!
まず結論からお話しします。
不良在庫の会計処理のタイミングとして正しいのは
「決算の前」
です。
不良在庫は基本的に伝票上で
「棚卸減耗費(たなおろしげんもうひ)」
を使って処理します。
棚卸減耗費とは、棚卸減耗を処理する費用の勘定のことをいいます。
棚卸減耗とは、決算日において、もともと計画していた帳簿上の数である帳簿棚卸高と、実際に存在している数である実地棚卸高の差のことです。
つまり、計画上の数字と本当の数字を照らし合わせるということですね。
この数字は業者にとっては損にあたるため、棚卸減耗損という場合もあります。
このように処理をすると正確な数字を知ることができるため、確実に正しい数字が必要な決算の前に行うことが必要なのです。
難しい処理の前に…
以上でお話ししたのが、不良在庫の伝票上の処理方法です。
この方法の他に、セール販売やアウトレット販売、買取業者への依頼などの手段を使って物理的に処理してしまう方法もあります。
不良在庫を一括で買い取ってもらうという方法も1つの選択肢です。
企業のお荷物になっていた不良在庫が利益に変わる可能性があるのです。
まとめ
不良在庫とはどんなものなのか、少し知っていただけたでしょうか。
処理の方法についても簡単に説明させていただきました。
伝票上で処理をするのか、物理的に処理をするのか…。
自分に合った方法を探してみてはいかがでしょうか。
不良在庫を処理する場合は
「決算の前に」
というのがポイントです。
当社では、在庫品の買取を行っております。
もし興味がありましたら、ぜひ一度当社までお問い合せください。
また当社では、閉店商品・倒産商品の買取を強化しています。
どのような商品が買取可能なのか「閉店倒産商品」ページをご確認ください。