滞留在庫は、経営をされている方なら、一度は立ちはだかる問題ではないでしょうか?
売れ残ってしまい、工場や店舗でどうしようもなく管理されている滞留在庫。
売れ残ってしまったものだからこそ、適切な管理が必要です。
今回は、滞留在庫をどのように管理すればいいのか、3つのポイントをご紹介します。
滞留在庫を管理するための方法
滞留在庫を管理するための方法には、どのようなポイントがあるのでしょうか?3つのポイントをご紹介していきます。
保管場所の確保および分類
まずは、滞留在庫を管理するための保管場所を確保し、分類することが必要です。
保管場所を確保するためには、ABC分析などの分類方法が役に立ちます。
売れ行きのいい主力商品であるA群。
主力商品に次いて売れ行きがいいB群。
あまり売れ行きがよくないC群。
このように販売する商品を3段階に分け、対応に差をつけ、管理の仕方を変えていきます。
・A群(主力製品:全体の10%)
売れる見込みの高い主力商品なので、頻繁に在庫を確認し、仕入れがどのくらい必要なのかに注意します。
・C群(あまり売れない商品:全体の70%)
売れにくく、動きが少ない製品なので、発注業務や管理の手間を省略するようにします。
・B群(主力製品の次に売れる商品:全体の20%)
一般的に、主力製品の次に売れる準主力商品は、全体の売り上げの80%をしめます。
A群とC群の中間的な対応をします。
A群、B群、C群それぞれを保管する場所を確保していきます。
A群には全体の10%の製品を、B群には全体の20%の製品を、C群には全体の70%の製品を分類していきますので、C群のスペースが一番多く必要です。
滞留在庫はこのC群に含まれます。
整理・整頓を心がけ、管理状態を保つ
「売れ残り」とはいえ、今後在庫処分を行っていく大切な商品です。
「著しい損傷が発生して、売れなくなってしまった」
「傷のために、値引き対応に迫られる」
といったことが起こらないように十分に注意しましょう。
清掃を徹底し、在庫を清潔に保つ
いざ、在庫処分を始めようとする際に、在庫の清掃から始めることになれば、人的資源が必要になるだけ
でなく多くの時間が必要です。ですので、いつでも在庫処分に踏み出せるよう、こまめな清掃を心がけ、在庫を清掃しておきましょう。
業績改善に向け、徹底した管理を
在庫処分には、年末年始や新生活シーズンなど、効果的なタイミングがいくつか存在します。
そのタイミングにうまく在庫処分を合わせられるように、滞留在庫の管理は徹底して行う必要があります。
滞留在庫を適切に管理し、業務改善につなげていきましょう。
今回は、滞留在庫をどのように管理すればいいのか、3つのポイントをご紹介しました。
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