ポケカのデッキは強いものが限られており、大会で優勝するのであれば強いデッキを利用したほうがいいのは間違いありません。
しかし、自分が好きなポケモンを活用してデッキを作りたいと考えている人も多くいます。
どうしても好きなポケモンで戦えるだけのデッキを作りたいと考えているなら、デッキの作り方をしっかり覚えておきましょう。
この記事では、好きなポケモンを使ってポケカデッキを作る方法について説明します。
好きなポケモンでポケカデッキを作る方法
好きなポケモンでポケカデッキを作る方法として、まず行わなければならない作業がいくつかあります。
- デッキ構築ツールを使う
- メインポケモンを選ぶ
- メインポケモンと相性が良いカードを選ぶ
- ポケモン・手札・エネを加速できるカードを選ぶ
- デッキのタイプを決めてエネルギーカードを選ぶ
まずはメインとなるポケモンを選んだうえで、デッキ構築ツールを利用するなどしてデッキを参照していくのがおすすめです。
デッキ構築ツールを利用すると、同じポケモンを利用してデッキを作った人のレシピを閲覧できるようになり、デッキの構成などを真似して作れる環境が整えられます。
また、メインポケモンと相性のいいカードを選ばなければならないことから、メインのポケモンと組み合わされているカードが何か事前に知っておくのも重要です。
色々な準備を整えたうえで、最終的にメインポケモンと相性のいいカードの選定を行っていきます。
デッキ構築ツールを使う
まずはデッキ構築ツールを利用して、デッキレシピの確認をしておきましょう。
ポケモンカード公式では、どのようなデッキが構築されているのか知るための方法が準備されています。
公式ホームページでは、デッキコードを入力するとレシピを確認できる機能が用意されています。
他のプレイヤーがデッキを作成したレシピを確認し、どのようなデッキを作っているのか理解できるのです。
しかし、デッキコードがわからない場合、1から制作しなければならないことを踏まえると、上に表示されている「デッキ作成ツール」を利用していく方法も覚えておかなければなりません。
デッキ作成ツールでは、デッキの枚数を選択した後、デッキに入れるカードを手動で検索し、使えるカードを見つけていくという形です。
入力しなければならないという手間はかかりますが、スタンダードレギュレーション以外にも、エクストラレギュレーションに対応しているところが使いやすいポイントです。
なお、ポケカのデッキを作る際は、通常60枚で構成しなければならないことから、40枚や30枚といったデッキの作り方は選択しなくても問題ありません。
まずはデッキ作成ツールの使い方を覚えておき、デッキをネット上で作れる環境を作っていくと便利です。
メインポケモンを選ぶ
続いてメインポケモンを選択します。
このメインポケモンというのは、基本的に自分が好きなポケモンを選んでおけばいいため、すぐに決められる人が多くいるはずです。
自分が好きなポケモンを1枚選択し、そのメインポケモンを4枚積む形でデッキ構築をスタートしていくのが一般的です。
ただ、気をつけておきたいのがレギュレーションに合致しているかという点になります。
スタンダードレギュレーション | 指定されている範囲でカードを選択しなければならない |
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エクストラレギュレーション | 基本的に旧裏カード以外はすべて使える |
ポケカの大会というのは、基本的にスタンダードレギュレーションが採用されていることから、スタンダードで使えるカードが存在しているのかチェックしていかなければなりません。
特に現在のポケモンというのは、ゲーム内に登場する数が制限されていることもあり、現在のスタンダードでは新しいカードが作られていないものも存在します。
自分の好きなポケモンがスタンダードに存在しており、なおかつ使えるレベルのカードとして存在しているのかチェックしておくのが重要です。
- exのように強力なポケモンとして準備されているもの
- 単独で強力な効果を有しているもの
exをメインにしておくのであれば、メインポケモンを選ぶ作業はあまり難しいものではありません。
一方で、exをメインにしない構築を採用するのであれば、ポケモン選びというのは慎重に考えていかなければなりません。
同じ名前のポケモンで、なおかつ効果が違うものが多数存在するケースがあることから、カードの選び方を考えていかなければならないのです。
ex関係のポケモン | 1種類しかないので選択しやすい |
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通常のポケモン | 複数のカードが登場しているため選別が難しい |
通常のポケモンを選ぶのであれば、まずは強力な効果を持っているのかしっかり確かめるようにしてください。
どれだけ好きなポケモンがいたとしても、戦える状況を作らないことには何もできないことから、強い効果を持っているのかという点に着目してメインポケモンは選びます。
選択できた後、進化ポケモンだった場合は進化前のポケモンも複数入れるようにしてください。
できる限り進化前のポケモンは4枚、進化後のポケモンは3枚程度に抑えるのが事故を避けるためにも大切な方法です。
メインポケモンと相性が良いカードを選ぶ
続いて、メインポケモンと相性がいいカードを選んでいきます。
メインポケモンをサポートするために必要とされているカードを探していくのが一般的ですが、サポートするカードは「とくせい」を持っているものが主体となります。
とくせいを持っている | メインをサポートしてデッキを支えられる状況を作れる |
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とくせいを持っていない | サポートできる状況が作られないためメインを支えられない |
とくせいを持っているポケモンの中で、メインポケモンを支えられるような能力を持っているものを主体に考えていくのがおすすめです。
どうしてもとくせいで選べないような状況が作られているのであれば、サブアタッカーとしてポケモンを選ぶ方法もあります。
サブアタッカーは、メインポケモンが行動できなくても攻撃できる状況を作れることから、相手のポケモンをすぐに倒しに行けるアグロデッキが作りやすくなっていきます。
とくせいにこだわらないようであれば、サブアタッカー主体で勝負を挑む方法も有効です。
サブアタッカーを入れる | メインポケモンが倒された場合でも攻撃できる状況が作られる |
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サブアタッカーを入れない | メインポケモンだけに頼ることになり、特化型のデッキになりやすい |
攻撃できるポケモンの数を少し増やすという意味でも、たねポケモンでアタッカーとしての役割を持たせられるポケモンを1枚程度入れるようにして、攻撃しやすい状況を作っていくのがおすすめです。
また、相性のいいカードの中には、全く違う属性となっているケースがあり、エネルギーを共有できないものがいくつか含まれています。
エネルギーの共有ができない場合は、攻撃用として考えるのではなく、本当にサポートするだけの状況を作っていくという考え方でデッキを作りましょう。
どのカードが相性的に使いやすいのか、色々なデッキレシピなどを見て参考にしつつ、実践で使えるものを投入していくのが重要です。
相性のいいポケモンは同じ属性を持つ傾向が多い
一部のデッキに限りますが、相性のいいポケモンは同じ属性を持っていう傾向が多くなっており、サブアタッカーとサポートの両方を兼ね備えられるケースがあります。
一例ではありますが、くさポケモンを選択した場合、サポートとして「オーガポン みどりのめんex」を投入しておけば、手札加速とエネルギー強化、サブアタッカーとしての役割を全て果たせるようになっているのです。
同じ属性でデッキを作っておけば、基本的にメインポケモンが倒されてしまった場合でも、サブアタッカーのポケモンにエネルギーをつけて勝負できることから、打開しやすい状況が作られます。
メインと属性の異なるポケモンを採用する | エネルギーの共有がかなり難しいため、攻撃の役割を果たせない |
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メインと属性が同じポケモンを採用する | エネルギーを共有してアタッカーとしての役割を果たせる |
属性の異なるポケモンの中には、無色エネルギーだけを採用しているものもあるため、エネルギーの共有がしやすい場合もあります。
しかし、メインと属性が同じポケモンを採用しているほうが、メインポケモンが倒されてしまった場合の打開策が取りやすく、サポート面でも優秀なものがいくつか存在しているのです。
特に単独の属性に対して強みを持っているポケモンを選んでおけば、エネルギー加速がしやすくなることから、動きやすさが大幅に変わっていきます。
なかなかポケモンを見つけられずに困っている時は、サポート役として同じ属性のポケモンを確認しておくなどの対応を考えておきましょう。
ポケモン・手札・エネを加速できるカードを選ぶ
メインポケモンとサブポケモンを選んだあと、次に考えなければならないのはドローソースです。
ポケカというのはドローソースがしっかりしていないことには戦えない状態となってしまうため、しっかりカードを引けるサポートを準備していくのが主体です。
実際に採用されるドローソースとしては、次のカードがあります。
- とくせいでカードを引けるようにしているポケモン
- 手札を捨てる代わりに特定のカードを引っ張れるグッズ
- 手札を一気に入れ替えられるトレーナー
多くの場合、とくせいでドローソースを兼用できるポケモンは複数採用しておき、ベンチに並べてとくせいを利用してカードを引き、有利に手札を構成していくという手法が使われます。
ただ、とくせいだけではポケモンに左右されやすい状況となってしまうことから、手札を捨てて好きなカードを引っ張れるリソースを作るため、グッズもいくつか投入しておきます。
グッズはドローソースとして重要な役割を持っているケースが多いことから、なるべく多くの採用を検討していくのが望ましいのです。
他にもトレーナーでドローソースを作り出しても構いませんが、トレーナーは1ターンに1枚しか利用できないことから、複数採用するとトラブルになる可能性もあるので注意しておきましょう。
グッズ | 1ターンに複数枚利用できる |
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トレーナー | 1ターンに1回しか利用できない |
トレーナーはサブ的な役割を持たせて、グッズを中心に選択していくのが上手なデッキに繋がっていきます。
同時に検討していかなければならないのがエネルギー加速であり、素早く特定のエネルギーを手札に加えられるカードを準備しておきましょう。
こちらもポケモンのとくせいやグッズを利用してエネルギーを手札に加える、ポケモンにつけるなどの状況を作っておき、より早く攻撃態勢を整えられる状況を作っていきます。
エネルギー加速の場合、基本エネルギー以外は加速対象にできないことから、特殊エネルギーは採用しない傾向も目立ちます。
基本エネルギー | サーチできる方法がいくつか用意されており、デッキから手札、ポケモンへと繋げられる |
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特殊エネルギー | サーチ手段が限られているため、なかなか手札に持っていくことができない |
特殊エネルギーを大量に採用している、無色系のポケモンを主体としているデッキもいくつか存在していますが、特殊エネルギーは事故要因となる可能性もあるので注意してください。
基本エネルギーを中心として採用する場合は、サーチカードをある程度投入しておけば、複数の基本エネルギーを採用しても事故率を下げられます。
一方で、単色デッキを作ることをベースとしている場合、ドローソースで解決するケースもあることから、全てドローソースに振ってしまうのもいい方法です。
自分のエネルギーがどのように構成されるのか考えながら、必要なカードを選んでおくようにしましょう。
メインのポケモンを最大に活かせるカードを優先で選ぼう
サポートカードで注意しておきたいのは、メインのポケモンを最大限に活かせるカードを選ぶことです。
サポートカードは次の用途を中心に考えていかないと、メインで選んだ好きなポケモンをすぐ場に出せないため、弱い状況が作られてしまいます。
- メインカードをすぐにサーチできるもの
- メインカードをすぐ場に出せるもの
- 相手への妨害を考慮できるもの
メインのポケモンをすぐサーチするためには、ボール系のグッズを大量に入れるなどして、メインポケモンを早々にサーチして使えるようにしておきましょう。
早々に場に出せる状況を作っておけば、相手より先に攻撃態勢を整えられるため、有利に展開できるようになっていきます。
また、相手のポケモンを効率よく倒すためにも、相手の場とベンチを入れ替えられるカードも何枚か採用しておくと便利です。
メインポケモンの能力を最大限に発揮するためにも、使いやすいサポートと攻撃補助となるカードを中心に選んでおくのがおすすめです。
デッキのタイプを決めてエネルギーカードを選ぶ
最後にエネルギーカードを選びます。
実はエネルギカードの枚数というのは、事故要因になるケースがあることから、最後に調整するのが一番いい方法です。
エネルギーは攻撃するために重要とされているものですが、枚数が多すぎるとエネルギーしか引けなくなってしまい、サーチカードなどが足りずに負けてしまうという状況が起こりやすくなります。
エネルギーが多すぎる | エネルギーが手札に過剰な状態となり何もできない |
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エネルギーが少なすぎる | 攻撃するためのエネルギーを引けずに苦労する |
エネルギーの枚数は、実際に1人でデッキを回しながら調整していくのが一番理想的な方法です。
明らかに多いと感じた場合は減らし、少ない場合は何かのカードを減らして足すという形で進めていけば、理想的なエネルギーの枚数に調整できます。
デッキによって枚数は変わりますが、大体のデッキはエネルギーの枚数が10枚前後になっていることから、あまり多くのエネルギーは採用しないようにしておきましょう。
少しでも有利に戦えるような状況を作るためにも、エネルギーの枚数調整はしっかり進めておくのが重要です。
場合によってはエネルギーを多くする必要あり
場合によっては、エネルギーの枚数をかなり増やさなければならないポケモンもいます。
- エネルギーの枚数を参照してダメージを与えるポケモン
- エネルギーがなければとくせいを使えないポケモン
- 効果を使うためにエネルギーが大量に必要なポケモン
エネルギーの枚数を確認してダメージを追加するポケモンの場合、エネルギーが大量に付けられているほうが圧倒的に有利となるため、エネルギーは増やさなければなりません。
また、エネルギーを5枚以上つけないと効果を発揮できないポケモンも、2枚以上メインで採用しているのであればエネルギーは多めに入れなければ効果を使えなくなってしまいます。
多くのエネルギーが必要とされているポケモンは、10枚ではなく20枚程度の投入を検討するなどして、手札やとくせいでエネルギーを持ってくる環境を作っておきましょう。
好きなポケモンでデッキ構築する方法のまとめ
好きなポケモンでデッキ構築する場合は、デッキ作成ツールを利用するのがおすすめです。
また、デッキのメインポケモンを絞った後、サブのポケモンとサポートカードを追加していく作り方をすれば簡単にデッキが仕上がります。
後は1度回してみて、違和感があるところはカードを交換するなどの対応を検討してください。
上手にデッキが組めれば、自分の好きなポケモンで大会に出場できます。