ポケカには再シュリンクと呼ばれる偽物の商品が存在します。
公式が販売している商品ではなく、ユーザーが箱の中身を入れ替えるなどして販売されている商品です。
偽物を掴まれると大きな損失を被ってしまうため、再シュリンクされている商品に手を出さないように気をつけなければなりません。
この記事では、再シュリンクについて解説する他、一般的なシュリンクとの見分け方について説明します。
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そもそもシュリンクとは?
そもそもシュリンクというのは、ポケカのBOXを保護するために存在しているビニールのことです。
新品のポケカを購入すると、必ずビニールが付けられており、箱の中身に傷がつかないようにするために保護する役割を持っています。
シュリンクが付いているものは新品扱いとされるため、基本的にBOX買取を実施している店舗に持っていくと買取してくれるのです。
しかし、近年は色々な都合でシュリンクが付いていないBOXがメルカリで出回っており、転売対策の一環としてシュリンクを剥がすという行為を店舗が行っています。
- シュリンク付きにすると転売される可能性が高いため
- 剥がしてしまえば売却するのが難しくなるため
- シュリンクがなくても未開封品であると証明できる箱に変わっているため
ポケカは2022年ごろに転売が横行したことによって、新品BOXをどのように売るかという状況が続いていました。
2023年になるとポケカ側も対策するようになり、BOXが未開封なのかわかりやすいタイプの箱に切り替えたことでシュリンクが不要になっていきました。
その結果、現在新品を購入する場合でも、BOXを転売されないためにシュリンクを剥がし、箱だけを提供するという店舗もいくつか存在しています。
それだけシュリンクというのは新品未開封という状況を作るために重要とされており、転売ヤーにとっても重要な役割を果たしているのです。
シュリンクあり | 完全な新品未開封として提供される |
---|---|
シュリンクなし | 未開封だが新品と判断されにくく売却価格が落ちる |
シュリンクが付いているかどうかで売却価格が大きく変わるBOXも存在しており、かなり前のポケカであればシュリンクがなければ新品扱いされないほど厳しい扱いを受けやすいのです。
ただ保護するためのビニールだけでも転売ヤーにとって必要不可欠となっていることから、店舗でもシュリンクを剥がすとしているところは利用しないなどの対策が徹底されています。
転売対策として、更に個人で利用することを目的とするために行っているサービスがかなり効果的であるのは間違いなく、現在では多くのショップでシュリンクを取るという作業が行われています。
シュリンクというのはポケカにとって売却価格に直結するものと同時に、未開封BOXを買取している業者に売るためには必要不可欠となっているのです。
再シュリンクとは?
再シュリンクというのは、1度剥がされているビニールを何らかの形で取り付け、シュリンクありの状態に変えてしまうという詐欺手法です。
一般的にシュリンクは高度な技術がなければ取り付けられないように思われていますが、ビニール袋を圧着する装置とドライヤーがあれば再シュリンクできる傾向があります。
ビニールのないものでも個人で取り付けてしまえば、ポケカのBOXが新品未開封に見えてしまうことなども含めて、再シュリンクが横行しているのは事実です。
特に次のBOXで再シュリンクが行われている傾向があります。
- 高額で売却できるBOX
- 人気の高いBOX
- なかなか手に入らないBOX
現在販売されているBOXは1度開封すると再シュリンクしづらくなっていますが、側面を開封することで未開封のような状態を作れることから、現在販売されている特殊形状のBOXでも対応されてしまいます。
特に売却価格が高くなっているBOXについては再シュリンクされているケースが多くなっており、中身をポケモンカード以外のものに取り換えて売却するといった悪質な行為まで行われています。
高い人気のBOXを中心に、個人で作業すればシュリンクの取り付けが可能となっていることから、ポケカ界隈では再シュリンクを見極めるための情報を知らなければなりません。
なお、再シュリンクによる偽物を販売する行為は犯罪に該当するため、発覚した時点で警察に相談するなどすれば詐欺罪で摘発できる場合があります。
ポケカの再シュリンク(偽物)の見分け方を解説
ポケカの再シュリンクを見極めるためには、シュリンクがどのように付けられているか、本当の新品未開封を見て確認しておかなければなりません。
実は再シュリンクしても新品を完全に再現できておらず、通常のシュリンクとは異なるような付け方をしていることから違和感が色々と出ているのです。
特に次の部分で見極めるとおかしいと判断できる傾向があります。
- シュリンクの縫い目
- シュリンクの質感・光沢
- シュリンクの張り・緩み
- 上蓋が浮いている
- 白い折れ線
シュリンク自体におかしいと感じられる部分もあれば、シュリンクではわからないものの、BOX側におかしい状態ができておりわかりやすくなっているケースもあります。
ポケカのシュリンクは無地であることから再シュリンクしやすい状況になっているのは間違いありませんが、明らかに質感が違うこともありますので、状態を見てすぐに判断できるようにポイントを押さえておきましょう。
ここからは、ポケカの再シュリンクを見極めるために知っておきたいポイントを詳しく説明します。
シュリンクの縫い目
まずはシュリンクの縫い目です。
再シュリンク品と新品未開封で販売されているものでは、縫い目が異なるようなイメージを持ちやすくなっています。
画像はポケモンセンターオンラインで購入した変幻の仮面のシュリンク画像です。
縫い目を見てもらえばわかりますが、2つのでっぱりのような部分が作られていることがわかります。
また、縫い目も真っすぐに作られているものではなく、斜めなどの不揃いな感じに仕上がっており、均等なものになっていないのです。
再シュリンクは適当にやってしまうためでっぱり部分が作られていない、または出っ張っている部分が小さいことから側面を見るだけである程度わかる傾向があります。
シュリンクの質感・光沢
続いてシュリンクの質感や光沢がおかしいという状況です。
ポケカのシュリンクというのはどの素材を利用しているのか説明していないことから、再シュリンクされているものはシュリンクの素材自体が異なるという状況が起こりやすくなっています。
その結果、シュリンクの光沢が明らかに足りていないような状態になっている、またはシュリンクが薄くてビニールとして保護できているような状況が見られないなどの状態になっています。
シュリンクについては全体の質感や光沢も確認しておくだけで、ある程度偽物かどうか判断できるようになっているのです。
シュリンクの張り・緩み
ポケカのシュリンクはしっかりしているように思われていますが、実は若干余裕のあるように付けられている傾向があります。
シュリンクが緩くなっているのは怪しいと思っている人が多くなっていますが、実際に販売されているシュリンク付きBOXは緩い部分がいくつか見られており、余裕をもって梱包しているのがわかるのです。
実際に販売されている新品BOXを見てもわかりますが、シュリンクは完全に密着しているのではなく、空気が入っている部分がいくつか見られています。
また、上部に行くにつれて緩めされているところが確認されており、緩いところはしっかり緩く作られているというのがわかりやすいのです。
再シュリンク品はドライヤーで圧着しているケースが多くなっていることから、明らかにシュリンクが密着しており、余裕のない状態となっているものが多くなっています。
新品のものはシュリンクが思っていたよりも緩くなっていることをしっかり確認しておけば、届いたBOXを見ておかしいと判断できるようになります。
上蓋が浮いている
再シュリンクされているものは、何らかの形でBOXを開封しなければならないことから、BOX本体に問題を抱えているケースがあります。
確認すべきポイントの1つとして、上蓋が浮いてしまっているという状況が起きています。
ポケカは転売対策を講じる前から上蓋部分に切り込みが入りやすい部分をつけており、ちょっと触ると蓋が勝手に開いているような状態になってしまうのです。
画像のように点線が付いている部分というのは、何らかの細工をした時点で開いてしまうケースが多くなっており、少しでも力を入れれば開いてしまいます。
開いてしまったBOXは上蓋がしっかり閉じていない状態になっていることから、再シュリンクされているものと判断しやすい状況になります。
また、古いものだとシュリンクをしても上蓋がしっかり閉まり切っていないものも存在しているなど、再シュリンクしたことでおかしい上蓋になっているものもいくつかあるのです。
届いたBOXを確認して、上蓋部分がしっかり閉じているかも含めて確認しておくのがおすすめです。
白い折れ線
最後にBOX側でわかりやすいポイントとして、側面にある白い折れ線を確認する方法を紹介します。
ポケカのBOXは側面側に折れ線が付けられているのですが、新品未開封と再シュリンクしたものでは側面の状態が大きく変わっており、おかしいと判断しやすくなっています。
写真の点線部分を見てもらうとわかりやすいのですが、新品未開封品の側面というのは白い線が入っていません。
しかし、再シュリンクしているものは側面を開封しなければならないことから箱を動かしてしまい、明らかに白くなっている状況が起きているのです。
近年のBOXは箱が特殊な方法で封じられていることから、再シュリンクするために側面側を開封して中身を取っているケースもあるなど、側面部分というのは何らかの形で触ってしまうことが多くなります。
側面は触るとすぐに白くなっていくような状態になっているため、明らかに側面が白いと感じられるものは再シュリンクだと判断して構いません。
ポケカの再シュリンクを購入しないための注意点
ポケカの再シュリンクを購入しないためには、とにかくフリマアプリを利用してBOXを買わないことです。
フリマアプリで販売されているものは、余程のことがない限り本物が販売されているとは言えず、偽物ばかりが提供されているのです。
どうしてもBOXを購入したいのであれば、新品で販売している公式販売店を利用してください。
また、フリマアプリで購入してしまった場合は箱の中身を確認し、新品未開封品と判断されるまで評価しないなどの対策が求められます。
ネット通販では公式販売店で購入する
ネット通販でBOXを購入したいと思っている場合は、公式販売店を活用するようにしてください。
公式販売店というのは、すなわちポケモンセンターオンラインを活用するという方法です。
基本的にポケカの最新弾を含めて、最近ではポケカのBOXを取り扱っている傾向が多くなっていることから、購入したいときはポケモンセンターオンラインを使ってください。
他にも次の店舗を利用して購入しても構いません。
- ポケカのシングルカードを販売しているカードショップ系通販
- 様々なトレカを扱っている業者
- 新弾の抽選販売を行っている通販サイト
ポケカ専門でサービスを行っている通販サイトは利用しても大丈夫ですし、トレカを扱っている業者も新品で販売しているBOXなら大丈夫です。
ただ、中古品を買取しているショップは再シュリンクが混ざっている可能性もあることから、中古品を購入することだけは避けてください。
購入してもいいのは新品だけであり、中古品については店舗でも手を出さないでおきましょう。
フリマアプリで詐欺に遭った場合はレビュー完了しない
フリマアプリで購入した場合は、まず中身を確認してください。
すべてのパックが本当に正しいものか判断するため、BOXを開封したうえでパックの中身をチェックします。
すべてのカードが封入率通りに出てきているようであれば問題ありませんが、中身が足りない状態になっていた場合は詐欺に遭遇している可能性があります。
次の状況が確認されている場合は、レビューせず購入相手に連絡して詐欺であることを通告してください。
- カードが封入率通りに入っていない
- BOXと実際のパックが異なっている
- 箱を開封したような形跡がある
おかしいと思った場合は相手に連絡して、場合によっては詐欺で通報するという形を取ると安心できます。
相手は対応しなければならないため、返金などの対応に応じてくれる場合があります。
レビューするとやり取りは終わってしまいますので、間違っても受け取り確認やレビューはせず、相手にメッセージを送って対処してください。
ポケカの再シュリンクの見分け方まとめ
ポケカの再シュリンクは明確な詐欺行為です。
再シュリンクは高額BOXに多くなっている行為ですので、高いBOXに手を出すのは避けてください。
どうしても箱で購入したい場合は、店舗で購入するかオンラインでも信用できるところを利用しましょう。
また、再シュリンクされているものか見極めるポイントを押さえて、開封前に再シュリンクを判断できる力も身に着けると安心です。