昔のポケカは売れる？売れない？値段や高額で売れるカードを紹介

ポケカがはじめて発売された1996年から約30年たった今でも高い人気を誇っています。そして5年ほど前から再ブームになっています。

初期デザインリザードンをはじめ、昔のポケカは現在非常に高額で取引されています。

いま持っているポケカは、思わぬお宝なのかもしれません。

この記事では昔のポケカであれば売れるのか？一体いくらで売れるのか？徹底解説いたします。また高額で売れる昔のポケカも紹介します。

昔のポケカは売れる？価値・値段はいくら？

昔のポケカは売れます。そして表記は異なりますが、現在と同じレベルのレアリティでも昔のポケカのほうが、より高額で取引されています。

また旧裏面ポケカの取引額が高騰していることは有名ですが、新裏面でも2000年代など昔のポケカであればキラカードでも数万円の高値が付くカードもあります。

ではそもそもなぜ、昔のポケカは高い価値が付いているのでしょうか。理由を理解すれば、カードの適正相場を理解でき、安値での取引を防止できます。

それでは解説いたします。

なぜ昔のポケカに高値が付くのか

一言で回答すると、需要があるからです。

しかし他のトレーディングカードゲームと何が異なるのでしょうか。ここ5年ほどで人気が沸騰した理由は何なのでしょうか。

ポケモンだから

ポケモンは誰もが知っているコンテンツです。他のトレーディングカードゲームと比べ、キャラクターの認知具合が段違いです。

またポケカはイラストのバリエーションが多く、ダイナミックでかっこいいポケカから、かわいくてエレガントなポケカもあります。つまり男子だけでなく女子にも人気があることが、他のトレーディングカードゲームと異なる部分でしょう。

老若男女が集めたくなるから

ポケカ需要の大半がコレクションです。同じポケモンでもデザインテイストの異なるポケカが30種類以上あるポケモンもあります。だれもが興味をそそるでしょう。ポケカ収集・カードゲームプレイヤーとしてのハードルが低いのです。

またポケカの発売スパンが約1か月と単スパンであるため、飽きか来ず売れ切れが殺到します。つまり希少価値が付くのです。昔のポケカであれば、さらに希少性は増しますので、とんでもなく高額で取引されるというわけです。

そしてデザインの観点からみると昔のポケカはアンティーク調であり、同様のインテリアとうまくマッチすることも人気の理由です。

かんたんだから

他のトレーディングカードゲームと比べ、ゲーム性やルールが単純で分かりやすいといった声を多く聞くでしょう。

たねポケモンであれば1ターン目で場に出すことができます。またポケモンはゲームから好きになる人も多いですから、進化のルールもわかりやすいです。さらにダメカンによってダメージ進捗も一目瞭然なので、初心者でも楽しめます。

昔のポケカは公式対戦では使用できませんが、友人との対戦（ローカルルール）では使うことができますので、昔の強いポケカも人気で高値で取引されます。

コレクション・対戦以外の楽しみ方ができるから

最近SNSではポケカアートが流行っています。ポケカのイラストを自身の筆で拡張し、一枚の絵として完成します。もはやポケカは芸術作品のたねなのです。

今後も様々な楽しみ方が生み出されるでしょう。今では安値で取引されるノーマルカードでも、そんな需要によって取引価格が高騰する可能性は十分考えられます。

高額になるポケカのポイント

昔のポケカでも、すべてのカードが高値で取引されるわけではありません。

高額になる条件がそろえばそろうほど、とんでもない値段がつきます。高額になるポケカのポイントを解説いたします。

旧裏面ポケカ

ポケカ裏面のモンスターボールのデザイン画異なるカードです。1996年の発売から2001年までの5年間のみ流通した希少性の高いカードであり高額になります。

初版ポケカ

初版、つまり1番初めに出荷（出版）されたカードです。いくつかのマークの有無で判断できます（詳しくは後述）。

強い昔のポケカ

比較的新しいパックでの強いポケカでも人気すぎて、あまり流通しないことから希少性があり高額になりやすいです。しかし昔のポケカ、つまり絶版しているパックのポケカは、さらにプレミアが付きます。

最近ポケカ再ブームが起き、友人間で対戦を楽しむ人が増えてきている中で、昔の強いポケカの人気も高くなってきています。

強い昔のポケカは旧裏面に限らず、新裏面でも取引額が高くなっています。

PSA10

PSA（Professional Sports Authenticator）はトレーディングカードの真贋（しんがん）鑑定を行う会社の略称です。PSA鑑定されたカードは本物かつ美品の証明となります。またPSA鑑定にはグレードがありPSA10が最も高く、完璧な状態のカードとして証明されます。

完璧な状態のカードとはつまり、キズ一つない保管状態が良いカードになります。

昔のポケカを持っている人はPSAにぜひ申請してみましょう。PSA10は難しくともグレードが高ければ、きれいなカードであることは証明されているため、高額で取引されやすくなります。

昔のポケカの見分け方

そもそも昔のポケカとは、定義が曖昧ですが以下の3つに大別できます。

• 初版ポケカ
• 旧裏面ポケカ
• 旧レアリティポケカ

詳しく見分け方を解説いたします。

初版の見かけ方

初版とは、第一弾拡張パックの中で初めて出版されたパックを指すことが多く、いくつかの特徴があります。初版ポケカは以下の特徴にすべて当てはまっている必要があります。

レアリティマークの有無

現在のポケカのレアリティはSARなどアルファベット表記ですが、昔のポケカは●などのマークで表記されていました。

このレアリティマークがないことが初版ポケカの条件の1つとなります。

カード右下のNo,表記の右側にレアリティマークは印字されています。

エキスパンションマークの有無

エキスパンションマークとは、どのパックに収録されているかを示すマークのことです。実は初版の時点ではエキスパンションマークは印字されていませんでした。

エキスパンションマークはポケカのポケモン解説欄（〇〇ポケモン　身長　体重）の右側、あるいは右下のレアリティマーク欄の右側に印字されます。

プロモーションカードに該当するか

プロモーションカードとは公式大会や各イベントでの配布、攻略本や漫画雑誌の付録など、パックでの入手はできない限定カードをいいます。

プロモーションカードに該当すれば初版ポケカではなくなりますが、そもそもプロモーションカードは入手方法が限定されているため、配布枚数が少ないほどプレミアが付き、より高額になりやすくなります。

最近のプロモーションカードはプロモーション表記やマークが、だれが見てもわかる大きさで印字されています。昔のポケカの場合はわかりずらいため、レアリティマークとエキスパンションマークがないポケカは、カード名などで検索し調べてみると良いでしょう。

一例をあげますと、かなり昔のプロモーションカードといわれている「親子大会ガルーラ」ではエキスパンションマークの印字位置にプロモーションマークが印字されています。

クイックスターターギフトカードに該当するか

クイックスターターギフトカードとは、クイックスターターギフトパック（プレイマットやダメカンなどが同封されているセット）に収録されているカードです。

初版パックに収録されているカードの中で「エネルギー回収」「きずぐすり」「突風」「ポケモンいれかえ」「ポケモン交換おじさん」の5種類のカードは、レアリティマークがないですが効果説明欄の記載が異なります。

旧レアリティについて

現在のレアリティはSARなどアルファベット表記ですが、昔のポケカは●などのマーク表記でした。高額になる昔のポケカは、今と変わらずレアリティが高い（より希少性が高い）カードです。以下を参考にしてみましょう。

レアリティ名	レアリティマーク	入手方法
コモン	●	拡張パックなど
アンコモン	♦	拡張パックなど
レア	★	拡張パックなど
☆レア	☆	拡張パックシークレット枠
◇レア	◇	拡張パックシークレット枠
☆☆レア（プロモーションなど）	☆☆	公式大会など
☆☆☆レア（ひかるポケモンなどの特殊ポケモン）	☆☆☆（逆三角形配置）	漫画雑誌付録や拡張パックシークレット枠など
キラ（色違いポケモン）	★（金色）	拡張パックなど

また2013年の拡張パック、ブラックホワイトシリーズまで旧レアリティで表記されていました。

高額で売れる昔のポケカランキング10選

現在の取引情報より、高額で売れる昔のポケカを徹底調査しました。ランキング形式で10種類のポケカを紹介します。
※オークションサイトなどユーザー間で価格変動する媒体での取引価格は考慮していません。
※世界に100枚しか流通していないなど希少性が高すぎるカードは記載しておりません。
※記載している取引相場はPSA10を前提としておりますので、キズなどある場合は、記載相場より安価になる可能性があります。

またオークションサイトではこの記事で紹介している取引相場よりも、高額になる可能性もあります。手持ちのポケカを売る際は、最高価格で取引できるように情報収集を徹底し慎重におこなってください。

１位：けいけんちブラッキー

ポケモンカードゲーム「プレイヤーズクラブ」にて各種イベント参加などでもらえるけいけんちを集めて限定プロモカードが入手できました。2005年の第３期で最大レベル10（必要けいけんち70000EXP）の特典がブラッキー☆でした。70000EXPものけいけいちを貯めることが非常に困難であったため、希少性の高いポケカとして現在高額で取引されています。

取引相場	約26,000,000円
配布年	2005年
入手方法	PCG プレイヤーズクラブけいけんち交換（70,000EXP）

２位：初版御三家最終進化

初版のフシギバナ、カメックス、リザードンはPSAが高いほど数百万円で取引されます。また初版エラーカードである「かいりきリザードン」は3,800万円で取引されました。

取引相場	約1,000,000円～
発売年	1996年
入手方法	第一弾拡張パック

３位：初版ミュウ☆δ-デルタ種

拡張パック「さいはての攻防」のみに収録されたδ-デルタ種カードの中でも2種の◇レアの1枚です。さらに初版であればより高額で取引されます（カード左下に1EDITIONと記載）。もう1種のリザードン☆δ-デルタ種は、若干ミュウより安価で取引されています。

取引相場	約2,000,000円
発売年	2006年
入手方法	拡張パック「さいはての攻防」

４位：ひかるバンギラス

旧裏面である拡張パック「闇、そして光へ…」に収録される☆☆☆レアのひかるポケモンです。バンギラスは中でも市場への出回りが少ないといわれており、高額で取引されます。

取引相場	約500,000円
発売年	2001年
入手方法	拡張パック「闇、そして光へ…」

５位：ファンクラブイーブイ

1999年から発行された雑誌、ポケモンカードトレーナーズから入会できるポケモンカードファンクラブ。その中で貯められるポイント、500ポイントで交換できるカードです。ポイントを貯める困難さと20年前という希少性から高額で取引されます。またイーブイほどではないですが、同ポイントで交換できるポリゴンもプレミアが付いています。

取引相場	300,000円～500,000円
配布年	1999年
入手方法	ポケモンカードファンクラブ 500ポイント交換

６位：２０周年サカキの計画

2016年、ポケモンカードゲーム20周年記念でロケット団スペシャルケースが受注販売され、2年後の2018年には抽選販売された記念グッズです。ロケット団スペシャルケースに封入されたプロモーションカードであるサカキの計画、ロケット団参上！は希少性が高く、僅差でサカキの計画が高額取引されています。

取引相場	300,000円～500,000円
発売年	2016年
入手方法	受注購入、抽選

７位：ひかるコイキング

拡張パック「めざめる伝説」に収録された☆☆☆レアカードにはひかるコイキング、ひかるギャラドスの2種類があり、デザイン性が評価されているひかるコイキングが高額取引されています。

取引相場	約200,000円
発売年	2000年
入手方法	拡張パック「めざめる伝説」

８位：初版ピカチュウ

第一弾拡張パック初版の御三家最終進化の次に高額で取引されています。ポケモンの代名詞ピカチュウの初版ポケカのため非常に人気です。

取引相場	200,000円～800,000円
発売年	1996年
入手方法	第一弾拡張パック

９位：マリオピカチュウ

2016年にポケモンセンターにて発売されたピカチュウとマリオ＆ルイージのコラボグッズ。限定ポケカだけでなくその他のグッズも高額で取引されています。

取引相場	150,000円～200,000円
発売年	2016年
入手方法	全国のポケモンセンター

１０位：メガトウキョーのピカチュウ

2016年に開催されたイベント、ポケモンセンターメガバトル＋クリーチャーズへ参加するだけでもらえたポケカです。2日間の開催で参加者定員全240名であったため、プレミアが付いています。

取引相場	50,000円～100,000円
発売年	2016年
入手方法	ポケモンセンターメガバトル＋クリーチャーズに参加

昔のポケカに関するよくある質問

昔のポケカに関するよくある質問を掲載します。

昔のポケカは今のデッキに入れられる？入れられない？

レギュレーション（公式が設定したルール）の範囲内でデッキに入れられます。友人などとのローカルルールでは自由に遊ぶことができます。レギュレーションは例年ルール変更されており、使用できるカードも変わります。またレギュレーションはスタンダード、エクストラ、殿堂の3種類があり、スタンダードとエクストラにて、レギュレーションカードと同じ名称のカードであれば昔のポケカでも使用できます。

昔のポケモンカードはなぜ高い？

1番の理由は、販売していないからです。入手できないことに大きなプレミアがつきます。

昔のポケカで最高額はいくらですか？

PSA10のポケモンイラストレーターが6億4600万円で取引されました。1997年～1998年に開催された「ポケモンカードゲームイラストコンテスト」の優秀賞を受賞した人に配布され、その配布枚数は39枚だけと言われ年式や配布数から非常に高いプレミアが付いたといわれています。

ポケカ旧裏は何年まで？

ポケカの旧裏面は2001年まで発行されていました。

ポケカで1番古いカードは？

1996年10月20日に発売されたポケモンカード第一弾拡張パックのカードです。全96種類が収録されていました。

昔のポケカは売れる？売れない？まとめ

最近再流行したポケカ、子供のころに集めたポケカを久しぶりに手に取っている人も多いと思います。

子供のころに宝物だったポケカが、まさに今思わぬ大金に変貌しようとしています。

そこからさらに新たなポケカを入手するのも良いです。

きっと楽しいポケカライフが待っていることでしょう。