小さな子どもから大人まで、幅広い年代から絶大な人気を誇るポケモンですが、小さいお子さんにポケカをねだられた時に「ポケカは何歳から出来るんだろう?」、「買ったところで遊べるのかな?」、「教育によろしいのだろうか?」と悩んだことはありませんか?
そんな悩みを抱えてる人に向けて、きっと参考になる記事になっていますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
ポケカは何歳からできる?推奨年齢や対象年齢について
ポケカはたくさんの種類のカードがあって、ルールを覚えるのも大変そうだし、子どもがある程度大きくなってからの方がいいかな…。
確かに、ポケカは毎月のように新しいカードが発売され、その都度デッキの回し方が変化します。
ですが、実はポケカは他のトレカに比べると、ルールがとてもシンプルでわかりやすいため、小さいお子さんでも気軽に楽しめるのが特徴のトレカでもあるのです。
この章ではポケカの推奨・対象年齢や、どれくらいの年齢からポケカを遊べるようになるのか、実際にお子さんとポケカを楽しんでいる方の声を交えながら解説していきます。
推奨・対象年齢は9歳以上
まずポケカ公式で設定されている推奨・対象年齢は9歳以上です。9歳といえば小学校3年生になる年齢です。
思ったよりも大きくなってからなんだな。なぜ9歳以上なんだろう…。そう感じる人もいらっしゃるはず。
ポケカ対戦において必須になるのが、ダメージの計算です。例えば「このポケモンについているエネルギーの数×20のダメージを与える」や、「お互いのベンチポケモンの数×20ダメージを与える」などの「かけ算」が必要になる場面があります。
この「かけ算」を学校の授業で初めて習うのが小学校3年生、つまり9歳であるため、ポケカ公式では9歳以上と設定されていることが予想されます。
ただ、推奨年齢より小さい子でもポケカを始めて楽しく遊んでいる子どもも多いのが現状です。
それでは一体何歳くらいからポケカを遊べるようになるのでしょうか。
ひらがなが読めれば遊べる
結論、ポケカはひらがなが読めれば遊べます。
つまり、9歳未満の子どもでもポケカを楽しむことができるのです。
その主な理由としてはこちら。
- 漢字には全てふりがながふってある
- 基本的なルールがとても簡単
漢字には全てふりがながふってある
ポケカのテキストには、もちろん漢字が含まれており、一見すると漢字が読めない小学校1年生の子どもには難しいと感じるかもしれません。
しかし、ポケカのテキストに書いてある漢字にはもれなく全ての漢字にふりがながついています。
このため、漢字が読めなくてもひらがなさえ読めれば、対象年齢の9歳の達していなくても、誰でもポケカを楽しむことができるのです。
基本的なルールがとても簡単
ポケカの特徴として、対戦の基本ルールがシンプルかつ簡単なことが挙げられます。
ポケカは他のトレカと違い、はっきりと自分の番と相手の番が分かれており、自分がカードをプレイしている時に相手のカードによって妨害されることはないため、自分の番だけに集中することができます。
また、バトル場とベンチのポケモンは合わせて6匹であることや、ポケモンの進化方法などの基本ルールが、多くの人が触れた経験があるであろう、ゲームのポケモンシリーズと親和性が高いため、初めてポケカを触れる人でもすんなりと遊び始めることができるでしょう。
実際に子どもを持つ親のポケカ体験談
うちの子は5歳の時に初めてポケカを買ったよ!
ポケモンに興味を持ち始めたのは3〜4歳ころ。1年後にはポケカを買ってあげたかな。
周りの友達を見ても9歳でポケカを始める子どもは少なくて、もっと小さいうちに始めてるイメージだね。
ポケカは教育に悪い?賢くなる?
小さい子どもでも気軽に楽しむことができるポケカですが、子を持つ親として教育に良いのか悪いのか、ポケカを遊ぶことで賢くなるのか気になる親御さんは多いはず。
結論から言うと、ポケカを遊ぶことは、子どもの成長や知育に良い影響を与えます。
主な影響は下記のとおり。
- 計算が速くなる
- ひらがなや漢字が早く読めるようになる
- 頭の回転が速くなる
計算が速くなる
ポケカで対戦する上で必要になってくるのが、ダメージの計算、つまり足し算や引き算、掛け算などの計算です。
- このポケモンに◯エネルギーがついていれば、ワザのダメージは+20される(足し算)
- 相手のワザで20ダメージ。今のHPは100だから、残りHPは80になる(引き算)
- 自分のベンチのポケモンの数×20のダメージを与える(掛け算)
対戦の勝敗が決まるまで、このような計算が何度も繰り返されます。
小さい子どもにとって最初は難しいかもしれませんが、何度もポケカを遊んでいるうちに自然と計算の仕方を覚えるだけでなく、どんどん速くなっていくでしょう。
楽しみながらポケカを遊ぶことで、数字や計算に対しての苦手意識を感じにくいまま、計算を覚えていくことができるのも小さい子どもがポケカをすることのメリットともいえます。
どうしても計算が難しい場合は一緒に遊ぶ大人がサポートしてあげてもいいですし、ダメカンを1つずつ、計算を確かめるように乗せていくのもいいでしょう。
ひらがなや漢字を早く読めるようになる
ポケカに書かれているテキストには、漢字が含まれていますが、その全てにふりがながついているため、まだ漢字を読めない小さな子どもでもひらがなさえ読めれば遊ぶことができます。
楽しみながら何度も繰り返しポケカを遊ぶことで、漢字はもちろん、ひらがなやカタカナなどの文字を読む機会が必然的に多くなるため「この文字はこう読むんだ!」など、小さい子どもの学びや気付きに繋がるでしょう。
小さいうちから文字や言葉を理解することで、さまざまな物事を理解する力も身につくので、絵本の読み聞かせなどと合わせ、ポケカで一緒に遊んでみるのもいいかもしれません。
小さいうちはきっと「なんて読むの〜?」の質問の嵐になるかもしれませんが、子どもが遊びながら学べる貴重な機会ととらえましょう。
頭の回転が速くなる
ポケカは、どうプレイすれば相手より優位に立つことができるか、また相手の行動を先読みし、いかにそれに対しての対策をとるか、オセロや将棋、チェスなどのボードゲームと同様、「常に最善の手を打てるように、先の展開を予想しながら遊ぶゲーム」です。
さらに、たくさんの種類のカードがある中でそれぞれに違った効果を持っており、どのカードを組み合わせてコンボを作るかや、どの順番でカードをプレイするかにより、戦術がいくつも生まれます。
このようにポケカ対戦では、さまざまな戦術が存在し、それに対してどのようにカードをプレイしていくかによって大きく戦況が変化します。対戦で勝つためには常に最善の手をプレイし、先を予想して頭をフルに使って考えながらプレイしていかなければなりません。
これによりポケカは、遊びながら脳を鍛えることに繋がり、その結果頭の回転が速くなることが考えられます。
大人でもポケカ対戦を何回か連続ですると、とても疲れます…。それほど頭を使って遊んでいるということ!
また、ポケカはダメージカウンター(通称ダメカン)と言って、その名のとおり受けたダメージをカウントし、わかりやすくすることを目的としたおはじきのようなアイテムを使用します。
先ほど紹介した子どもを持つ親のポケカ体験談でもあったように、ポケカを始めるのは4〜5歳が多いことがわかりました。この4〜5歳の時期は運動能力の他に、手先の器用さが大幅に発達する時期でもあります。
特に指先は第二の脳とも言われているほど脳の発達に大きな影響を与えるため、ポケカ対戦を通じて、決して扱いやすいとは言えないダメカンを、つまんでカードに乗せるといった細かな指先の運動も、脳の発達には良いことが考えられます。
これらのことから、ポケカは楽しみながら脳の発達を促すことができる知育おもちゃとも言えるでしょう。
小さい頃からポケカで遊んでいた友人たちが、こぞって良い大学に入学していったと言う体験談も!
ポケカを子どもと遊ぶメリットについて
ここまで、子どもがポケカを遊ぶことのメリットについて解説してきましたが、実は一緒に遊ぶお父さんお母さんにもメリットがあります。
主なメリットは下記のとおり。
- 共通の趣味を持つことで、親子の会話やコミュニケーションが増える
- 休日の予定に悩むことがなくなる
- 低価格で始められ、長く遊べる
- ゲームやYouTubeに触れる機会を少なくし、視力低下などを防ぎ健全な成長を促す
共通の趣味を持つことで、親子の会話やコミュニケーションが増える
何事も共通の趣味を持った人とは話が合うことが多いですが、小さな子どもと共通の趣味を持つことは難しいと感じる人や、子どもが何が好きなのか、どんな話をしていいか分からない親も多いかもしれません。そんな時にポケカは、子どもと共通の趣味を持つという点で、最強のコミュニケーションツールとなります。
「このカード強いかな?」「来月発売する新しいパック楽しみだね!」など、日常会話の中で自然とポケカの話をすることも増えますし、時には一緒に情報を調べたり、本気の議論を交わすこともあるでしょう。子どもとの遊びの中で、親は子どもに教える場面が多くなりがちですが、対等な立場で何か1つのことをすることは、貴重な機会であり経験でもあります。
また、ポケカは対戦するゲームのため勝ち負けが存在します。きっと負けず嫌いな子どもは何度も「もう1回!」と言って対戦を申し込んでくるでしょう。時には疲れてしまうかもしれませんが、きっと子どもからのお誘いは嬉しいはず。
ぜひポケカを楽しみながら親子の絆を深めていきましょう!
休日の予定に悩むことがなくなる
特に予定が何もなく、ただ家の中でゴロゴロしているだけの休日や、ピクニックや外遊びを予定していたのに雨が降ってしまい家の中で過ごさなければいけなくなったときなど、なかなか子どもの機嫌を取るのが難しい困った場面があるかと思います。
そんな休日でも、ポケカという共通の趣味があれば、簡単に解決できます。
特に予定がなければ、近くのカードショップに一緒に行って新しいカードを見たり買ったりして、時には他のお客さんとフリー対戦しても良いかもしれません。悪天候で外出ができない日は、家の中で一緒にデッキを考えたり、ひたすら対戦をしても良いでしょう。
このように、休日の過ごし方に困っている時や、急なスケジュールの変更があった休日でも、ポケカは親子で楽しむことができるため、もし家の中で親子で遊ぶのに困っている時は、ぜひお子さんと一緒にポケカを始めてみてはいかがでしょうか。
YouTubeポケカ公式にある「それか、ポケカ?」篇はまさにコレ!
低価格で始められ、長く遊べる
小さい子どもの遊び道具として、Switchなどのゲームも挙げられますが、ゲーム機本体も遊ぶソフトも高価です。
その点ポケカは、500円(税別)で始められる「スタートデッキ」があります。このスタートデッキはあらかじめ60枚のカードで構築されたデッキ1つと、紙製のダメカン、プレイマットが封入されており、誰でも安価かつ気軽にポケカを始めることができます。
親子で初めてポケカで遊ぶ場合でも、スタートデッキが2つ、1,000円(税別)あればポケカを始めることができるので、この先ハマって続けるかは分からないものの、1回やってみようかなと思える値段ではないでしょうか?
某有名YouTuberがこのスタートデッキを動画内で紹介したことがキッカケで、ポケカブームが爆発的に再燃したと言う説も…。
また、定期的に発売される拡張パックを購入することで新しいカードを使って遊ぶこともできます。
新しいカードと言っても、全てのカードを買い換える必要はなく、場合によってはカードショップで数枚カードを購入してこれまで使っていたカードと組み合わせるだけでも、新しい対戦の楽しみ方を体験することも可能です。
拡張パックは1つ180円(税込)と安価で購入しやすく、続けやすいのも嬉しいポイントです。家事を手伝ってくれたり、勉強を頑張った時など、ちょっとしたご褒美としてプレゼントすると、喜ばれるかもしれません。
このように、ポケカは比較的安価で、なおかつ長く遊べるのもメリットの1つです。
仮に初めてSwitchで遊ばせようとすると、Switch本体とソフトで合計35,000円以上かかる!
ゲームやYouTubeに触れる機会を少なくし、視力低下などを防ぎ健全な成長を促す
暇な時間があればゲームやYouTube、友達と遊んでいる時でさえもゲームやYouTube、という子どもが増えていると耳にします。そのため、お家独自のルールを設けているご家庭も多いことでしょう。
そんなお家ルールを設けているお父さんお母さんの心配事の種として、ゲームやスマホから発せられるブルーライトによる、お子さんの視力の低下が挙げられます。
近年の研究では、ブルーライトは網膜や角膜にダメージを与え、視力の低下に繋がるだけでなく、頭痛や肩こり、睡眠不足の原因にもなると発表されており、親御さんの心配事は増えているのが現状です。
反面、ポケカはブルーライトを発することはないため、ゲームやYouTubeに頻繁に触れる子どもよりも、視力低下や体調不良の原因になることは少なく、健康的な遊びと言えます。
かと言ってポケカを遊びすぎるのも要注意。何事もほどほどが一番です!
子どものポケカに関するよくある質問
親子でポケカを始めるなら何歳から?
ポケカ公式によれば、ポケカの推奨・対象年齢は9歳と設定されていますが、それよりも小さい5歳ころからポケカを始める子どもが多いのが現状です。
その理由として、基本的なルールが他のトレカに比べて簡単なこと、カードに書かれている漢字には全てふりがながついていることが挙げられます。
ポケカの対戦には掛け算も必要になる場合もありますが、都度親がサポートしてあげるか、あらかじめ掛け算が必要なカードを抜いてデッキを作ってあげることで、4〜5歳の子どもでも親子でポケカを楽しむことができるでしょう。
未成年でもポケカはできる?
未成年でもポケカはできます。
実際に、4歳頃からポケカに興味を持ち始め、5歳頃にはデビューしたと言う体験談をよく目にします。
このように、ポケカを遊ぶだけでは未成年でも問題ありませんが、大会に出場するために必須であるプレイヤーズクラブへの加入や、不要になったポケカの売却には、保護者の同意が必要になります。
ポケカの大会は何歳から出られる?
ポケカの大会は主に小学生までが参加できる「ジュニアリーグ」、中学生や高校生が参加できる「シニアリーグ」、18歳以上の人が参加できる「マスターリーグ」、年齢制限のない「オープンリーグ」と、年齢によって参加できるリーグが区分されています。
2024年現在、一番小さい年齢で参加できるジュニアリーグの年齢区分は、2012年4月2日以降生まれのプレイヤーと定められていることから、極端な話、何歳からでもポケカの大会に参加は可能です。
とはいえ常識の範疇で考えて、文字が読めたり計算が難なくできるであろう6〜7歳(小学校1〜2年生)くらいからの大会参加が望ましいでしょう。
ポケカは何歳までできる?
ポケカは遊ぶための年齢制限の上限はなく、何歳になってもポケカを楽しむことができます。
ポケカを遊んでいる年齢層はとても広く、下は10代未満、上は40代以上と言われています。さらにその中で最もアクティブにポケカを遊んでいるのは20〜40代と言うデータもあり、ポケカは子どもが遊ぶものと言う認識は誤りであると言えます。
ポケカは現在30周年に向け、加速度的に人気を高めている最中であり、これからさらに幅広い年齢層の人がポケカを楽しむことが予想されます。
ポケカは何歳から出来る?教育に悪い?まとめ
この記事では、ポケカは何歳から出来るのか、ポケカが子どもの成長に及ぼす影響と、親子で遊ぶことのメリットを、よくある質問と合わせて解説してきました。
ポケカは、ルールが簡単で小さい子どもでも気軽に遊ぶことができ、さらには健やかな成長も促します。
親子でポケカを遊ぶことにもメリットがあり、親子のコミュニケーションツールとしても大活躍してくれるでしょう。
もし子どもがポケカに興味を持ち始めたなら、一緒にポケカを始めてみてはいかがでしょうか?
- 推奨・対象年齢は9歳以上
- ひらがなや簡単な計算ができれば5歳くらいから始められる
- 足し算や引き算、掛け算などの計算が速くなる
- ひらがなや漢字を読めるようになる
- 先の展開を常に考えるため頭の回転が速くなる
- 共通の趣味を持つことで、日常的に親子の会話やコミュニケーションが増える
- 全く予定がない休日や、悪天候の休日の過ごし方に悩むことがなくなり、子どもと楽しく過ごすことができる
- Switchなどのゲームと比べ、比較的安価に始め、長く遊ぶことができる
- ゲームやスマホから距離をおき触れる機会を減らすことで、子どもの視力低下などを防止し、健全な成長を促す