【旧裏】ひかるミュウはなぜ高い?高騰の理由を最新の相場や収録パックと合わせ解説

【旧裏】ひかるミュウはなぜ高い?高騰の理由を最新の相場や収録パックと合わせ解説

これまで数多くの高額カードを排出してきたポケカですが、今回解説する【旧裏】ひかるミュウ(以下ひかるミュウ)もその中の1枚です。

この記事ではひかるミュウの価格がなぜ高騰しているのか、最新の相場と合わせ、高騰の理由を解説します。

目次

ひかるミュウはなぜ高い?高騰の理由は?

ここ数年、トレカ人気が爆発的に高まったことにより、その需要も急騰しました。その結果、トレカ市場全体の取引価格も高騰し、ポケカにおいては「ポケカバブル」と言われ、1枚のカードが数万円から数十万円、中にはそれ以上の高額な値段で取引されていた経緯があります。

2025年1月現在では、ポケカ公式により生産量の増加や再販が繰り返され、市場への安定的な供給が続いているため、「ポケカバブル」当時と比べると市場価格は落ち着きを見せていますが今回解説するひかるミュウは現在も高い取引価格を維持しています。

ひかるミュウとは?

ひかるミュウは2001年4月15日に発売された、「月刊コロコロコミック01年5月号」の付録として封入されていたカードです。通常のミュウとは体の色が違う、いわゆる色違いのポケモンとして登場しました。

色違いのポケモンが初めて確認されたのは、1999年に発売されたゲームボーイ版ポケモン金・銀です。その入手難易度の高さから、誰もが憧れるポケモンでした。その2年後、ポケカにおいても名前の前に「ひかる」と標記された色違いポケモンが登場します。

今回解説しているひかるミュウはポケカで初めて登場した色違いポケモンでもあり、特に貴重なカードと言えるでしょう。

ゲーム版で色違いのポケモンと遭遇した際、キラキラひかるエフェクトが出ることが「ひかる」の由来かな?

ひかるミュウの高騰の理由を解説

ひかるミュウが高騰している理由は下記のとおりです。

  • ミュウの人気が高く、コレクション需要が高いから
  • 旧裏と言われる20年以上前のカードであるため、綺麗な状態のカードが極めて少ないから
  • 再販や再配布の可能性が低く、入手が困難だから

ミュウの人気が高く、コレクション需要が高いから

ミュウは、1996年任天堂から発売されたゲームボーイ版ポケットモンスター赤・緑で、幻のポケモンとして初登場しました。薄いピンク色の体に長い尻尾と大きな目、猫のような耳がとても可愛らしいポケモンであり、多くのファンを抱えているため、劇場版ポケットモンスターにも度々登場しています。

そんなミュウですが、過去に行われたポケモン総選挙においては全てのポケモン中3位という好成績を収めており、その人気ぶりはポケカにおいても変わらず、ミュウのレアカードは高騰する傾向にあります

特に、今回解説しているひかるミュウは今となっては入手が難しいプロモカードであるため、コレクション需要が非常に高く、現在も高い市場価格を維持しています

旧裏と言われる20年以上前のカードであるため、綺麗な状態のカードが少ないから

まもなく発売から30年周年を迎えるポケカですが、ゲーム同様シリーズごとに世代が存在します。シリーズ発売初期、1996年10月に発売された「ポケットモンスターカードゲーム」が第一世代、2000年2月に発売された「ポケモンカード☆NEO」が第二世代。その後発売された第三世代「ポケモンカードADV」が現在のポケカのベースとなり今も発売が続いています。

30年の長い歴史の中で、1996年から2001年のおよそ5年ほどしか発売されなかった、第一世代と第二世代のポケカは、カードの裏面のデザインが現在の裏面と異なることから、「旧裏」カードと言われ、高いコレクション需要があります

この旧裏のカードは20年以上前のカードであるため、市場に流通している数も所有している人も少ないだけでなく、たとえ持っていたとしても、折れやスレ、色褪せなど、カードの保存状態が良くないカードが多く、取引できるような美品は非常に少なく、高値で取引されています

今回解説しているひかるミュウは、コロコロコミックの付録ということもあり、当時は比較的簡単に入手することが可能でした。しかし、コロコロコミックを手に取る大半は小学生。まさか20年後に数万円の価値になるとは知らない当時の子どもたちにとって、今となっては当たり前となったカードの保存方法など知る由もなく、2025年現在取引できるような綺麗な状態のひかるミュウはごくわずかとされています

時期的に筆者もコロコロを買っていた世代。僕のひかるミュウどこに行ったのだろうか?

再販や再配布の可能性が低く、入手が困難だから

先ほどから解説しているとおり、ひかるミュウは2001年に発売されたコロコロコミックの付録であり、通常発売されている拡張パックには収録されておらず、入手することはできません

拡張パックからの入手であれば、再販の可能性も期待できますが、コロコロコミックの付録となれば再販の可能性は薄いでしょう。もちろん2025年現在、再販や再配布される旨の情報はありません。この入手難易度の高さもひかるミュウの市場価格が高騰している理由です。

コロコロコミックは現在も変わらず発刊され続けているものの、ひかるミュウが付録になっての再販はされないでしょう。仮に何かを記念して、現代にひかるミュウが付録になったコロコロコミックが発売されたとしても、「古いひかるミュウ」と「新しいひかるミュウ」のように別カードとして扱われ、市場価格も全く異なると予想します。

2025年1月現在フリマアプリでは14,000円〜500,000円前後で取引されています。値段の幅が大きいのは、カードの状態による幅で、状態の悪いカードや、PSA鑑定済みの商品が出品されているためです。フリマアプリを使用して購入する際に注意してほしいポイントとして、事前に商品の写真と出品者情報をしっかり確認し、信頼できる商品、出品者なのかをしっかりと見極め納得した上で購入しましょう

キズがありつつも写真を偽って美品として出品する悪質な出品者もいるため、要注意です!

ひかるミュウはどのパックに出る?

ひかるミュウは2001年4月15日に発売された、「月刊コロコロコミック01年5月号」の付録として封入されたプロモカードであり、通常の拡張パックから入手することはできません

そのため、ひかるミュウを入手する方法は、2025年1月現在カードショップなどの店頭かフリマアプリでの購入のみに限られます

ひかるミュウの封入率は?

ひかるミュウは先ほど解説したとおり、「月刊コロコロコミック01年5月号」に付録として封入されたプロモカードであるため、通常の拡張パックからは入手できないため封入率は算出できません

当時コロコロコミックに確定で封入されているので、強いて言えば封入率は100%であるとも言えるでしょう。

ひかるミュウ買取の値段相場をランク別に紹介

ひかるミュウのPSA10価格推移

日付PSA10(美品)
2024年8月507,000円
2024年9月500,000円
2024年10月
2024年11月468,000円
2024年12月450,000円
2025年1月500,000円
期間中におけるメルカリ相場

ひかるミュウの最新の取引相場(PSA10を除く)

日付販売価格買取価格
2022年12月15日4,000〜32,000円60,000円
2022年12月25日4,000〜32,000円60,000円
2023年1月5日4,000〜32,000円60,000円
2023年1月15日4,000〜32,000円60,000円
2023年1月25日4,000〜32,000円60,000円
2023年2月5日4,000〜32,000円60,000円
2023年2月15日4,000〜32,000円60,000円
2023年2月25日4,000〜32,000円60,000円
2023年3月5日4,000〜32,000円60,000円
期間中における販売価格(メルカリ)、買取価格(カードラッシュ)

20年以上前のカードということで、流通している枚数が少なく、それに伴って価格の変動が少ないことがわかります。

販売価格の幅が大きいのは、メルカリで出品されているものを参考にしているため、先ほども解説したようにカードの状態の良し悪しによって価格の差が出た結果です。

ひかるミュウの最高販売額と初動価格

ひかるミュウの最高販売額は507,000円を確認しています。

この金額は、PSA鑑定され最高レベルのPSA10の評価を得たひかるミュウが記録しました。20年以上前のカードということもあり、ダメージがあるカードがほとんどの中、美品として評価されたカードは非常に貴重と言えるでしょう。

最高買取額と初動価格のデータはありませんでしたが、数百円で購入できるコロコロコミックに確定で封入されていたカードであるため、いかに市場価格が高騰しているかがわかります。

ひかるミュウの今後の相場予想

2025年1月現在、今も高い市場価格を維持しているカードであり、今後も大きく下落する可能性は低い、または高騰を続けるカードであると予想します

その理由は主に3つ。

  • 今後再販・再配布される可能性が限りなく低いから
  • これからもミュウの新しいカードが次々と登場するから
  • ミュウのレアカードは市場価格が下落しにくいから

今後再販・再配布される可能性が限りなく低いから

今回解説しているひかるミュウは、コロコロコミックの付録として封入されたカードであるため、今後改めての再販や再配布はされないでしょう。

そのため、市場に流通している枚数は減り続ける中、コレクション需要は変わらず高いことが予想されるため、引き続き高い価値を維持または高騰を続ける1枚になりそうです。

これからもミュウの新しいカードが次々と登場するから

これまでのポケカ市場をみると、人気の高いポケモンやトレーナーなどがレアリティの高い新規イラストで登場するタイミングで、すでに登場していた同キャラクターのカードも一緒に高騰する傾向にあります

これはここ数年で急騰したコレクション需要によって、新規イラストのカードが登場したことで、これまで収録されていた同じキャラクターのカードも集めたいというコレクター心理によるもの。人気の高いミュウのカードはこれからも新規カードが登場し続ける可能性が高いため、ひかるミュウは今後さらに高騰する可能性を秘めたカードとも言えます。

ミュウのレアカードは下落しにくいから

これまで多くのミュウのカードが登場していますが、ミュウが持つキャラクター人気の高さと、流通量の少なさ、コレクション需要の高騰により、入手が難しいミュウのレアカードはこれまで大きな下落を経験していません。

そのため、今後ひかるミュウも大きく下落する可能性は低いと予想します。

ひかるについて知恵袋などによくある質問

なぜひかるミュウは高いのですか?

2001年4月15日に発売された「月刊コロコロコミック01年5月号」に封入されたプロモカードであり、市場に流通している数が少ないことや、20年以上前のカードであり美品が少ないこと、コレクション需要が高まったこと、ミュウそのもののキャラクター人気の高さなどが要因となり、価格が高騰しています。

ひかるミュウが封入されていたコロコロコミックの再販はありますか?

ひかるミュウが封入されていた「月刊コロコロコミック01年5月号」が今後再販される可能性は限りなく低いでしょう。もし仮にひかるミュウが封入されているコロコロコミックが復刻という形で再販されたとしても、「古いひかるミュウ」と「新しいひかるミュウ」のように別カードとして扱われることが予想されるため、現在のひかるミュウの価値が変わらないでしょう。

ひかるミュウのエラーカードがあるって本当ですか?

ひかるミュウにエラーカードは存在します。通常のカードはカード全体が紫がかった色をしていますが、ごく稀に「マゼンタレス」と言われ、紫の色が薄いまたは抜けた、水色に見えるエラーカードがあります。2025年1月現在、フリマアプリでは20,000〜750,000円前後で取引されています。

ひかるミュウは今後暴落しますか?

暴落する可能性は少ないでしょう。2025年1月現在、ポケカ公式による生産量の増加や繰り返される再販で、ポケカ全体の市場価格が下落傾向にある中、ひかるミュウは流通量や美品が少なく、現在もなお高い市場価格を維持しているカードです。今後小さな下落はあったとしても、大きく暴落する可能性は低く、逆に高騰する可能性も秘めているカードであると予想します。

ひかるミュウはなぜ高い?まとめ

この記事ではひかるミュウがなぜ高いのか、その理由を収録パックや封入率、最新の取引相場とあわせて解説してきました。

2025年1月現在では、ポケカ公式による生産量の増加や度重なる再販で、ポケカ全体の取引相場は落ち着きつつあるのが現状ですが、ひかるミュウが封入されていたコロコロコミックの再配布や、同名カードの再配布の可能性は低く、たとえ再登場したとしても、市場価格は別のカードとして扱われることが予想されるため、今回解説しているひかるミュウについては今後もその高い価値を維持し続けるでしょう。

このように今回解説したひかるミュウを始めとした入手困難なレアカードは、まだまだ高い価値を維持または高騰する可能性があるでしょう。ぜひ他のレアカードにも注目してポケカを楽しみましょう!

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